血管外漏出の基礎知識
ナースは様々な症状の患者さんの対応をすることになります。注射により痛みを感じる患者さんもいますが、単に大袈裟に痛いと言っている方もいれば、何らかの合併症などを引き起こしてしまっていることもありますので、冷静に判断していくことが必要になってきます。まずは落ち着いて判断していきましょうね。
では注射による血管外漏出の基礎知識についてご紹介しましょう。注射にはいくつかの注射方法がありますが、静脈注射を行うと痛みを伴うこともあれば、圧痛や発赤、熱感などが出ることもあります。こういった場合には、血管外漏出の可能性があるので適切な対応が必要となります。
血管外漏出の場合には、薬液が血管から漏れている状態となりますので、正しい対応が必要となります。まずは焦らずに点滴を止めることが重要です。そして血液が逆流していないかを確かめましょうね。
逆流がない場合には、血管が破れて薬液が漏れている可能性があるので、点滴を続けることは出来ません。針を外し担当医に報告をして、その後どういった対応をすれば良いのか指示を仰いで下さいね。こういった血管外漏出となった場合には、焦ってしまい冷静な判断が出来ないナースも多いので、焦らず対応していくことが大切です。焦ってしまうと患者さんは不安になってしまい、体調を崩してしまう可能性がありますからね。ナースはどんな状況でも冷静に判断して行くことが基本となります。
注射を行った際には、時には血管外漏出といった状態となってしまうことも頭に入れておきましょうね。その場合は焦らずに点滴を止め、状況をきちんと判断しましょう。くれぐれも、患者さんに不安を与えない様に対応するように心がけましょう。